ID : 1279
公開日 : 2006年 7月 3日
タイトル
再生の響き美しく 北大の倒木ポプラ、チェンバロ2台に
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060705&j=0031&k=200607042678
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元urltop:
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写真:
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二○○四年九月の台風18号で倒れた北大ポプラ並木の木材を使い、鍵盤楽器のチェンバロ二台が完成した。北大から依頼を受けた埼玉県滑川町のチェンバロ製作者横田誠三さん(54)が一年近くかけて作
った。木目を生かした仕上がりで、台風から丸二年の九月八日、北大でこのチェンバロを使った演奏会が開かれる。
チェンバロは主に十六-十八世紀にポプラを素材に作られていたことから、道教大岩見沢校の市川信一郎教授(音楽史)が、倒木ポプラをチェンバロとして再生することを提案。市川教授の知人の横田さんが製作す
ることになった。使ったポプラは樹齢約五十年、直径約八十センチ、長さ三メートルの七本。北大から無償提供を受け、旭川の製材会社で木材にし、乾燥後の昨年九月ごろ、製作に取り掛かった。
完成したチェンバロは二台とも幅約○・九メートル、奥行き二・三メートル。鍵盤の数は五十六。強度が必要な脚は、やはり台風18号で倒れた北大のハルニレを使ったが、本体は鍵盤などを除き、ほぼすべてポプラを利
用した。
音の反響に影響を与える木の節を避け、木材を丁寧につなぎ合わせるなど細心の注意を払った。木目を生かすため、塗装は側面などに濃緑色を塗った程度にとどめた。「満足いく仕上がり」と横田さん。北大と市川さ
んがそれぞれ約二百万円で買い取る。
九月の演奏会では、高祖父(祖父の祖父)が北大の前身である札幌農学校の第一期生としてクラーク博士の教えを受けたというチェンバロ演奏家の水永牧子さん(30)=埼玉県新座市=が、北大寮歌「都ぞ弥生」など
を奏でる予定。
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