ID : 11572
公開日 : 2009年 5月 1日
タイトル
高山に「ひだ自然エネ協」発足 環境先進都市目指せ
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新聞名
岐阜新聞
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元URL.
http://www.gifu-np.co.jp/column/nouhi/nh20090501.shtml
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元urltop:
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写真:
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木質燃料、家畜排せつ物などのバイオマスエネルギーや太陽光、地熱を含めた新エネルギーの利用を考えようと高山市内の関連企業26社が参加して「ひだ自然エネルギー協議会」が先月発足した。地球温暖
化防止の観点からも、化石燃料に頼る時代から各地域の特性に応じた地産地消エネルギーの利活用に真剣に取り組む時代に入っている。
農林水産省が推進するバイオマスタウン構想。農林水産資源や再生可能な生物由来の有機性廃棄物などのバイオマス(生物資源)をエネルギーや製品として総合的に利活用し、環境に配慮した持続的発展可能な社
会・地域を目指す。
公表されているバイオマスタウンは全国で196市町村(2008年度)。県内は加茂郡白川町、揖斐郡揖斐川町、恵那市の3市町で、本年度、高山市や関市などが策定に取り組む。
森林率が9割を超え、農畜産業が盛んな高山市の場合は森林の間伐材などの未利用資源、稲わら、野菜や旅館の残渣(ざんさ)、食用廃油などのバイオマス賦存(ふそん)量=潜在的存在量=が多いのが特徴。同協議
会では、第一段階として森林部会を立ち上げ、木質バイオマスの利用に取り組む。コスト面からも安価で安定供給ができるチップやペレットを利用した直接燃焼が現実的。すでに市内の宿泊施設での業務用ボイラーや一
般家庭でのストーブの導入が始まっている。
しかし、まだ普及率は低く、補助金制度、新製品の開発など官民一体となった取り組みが必要。県の「森のエネルギー」事業とも連動しながら、間伐材利用などで木材消費を進め、森林整備・森林産業の活性化を狙う。将
来的にはエタノールの製造、加茂郡白川町や同郡川辺町のように木質バイオマス発電なども考えられる。
森林産業や農畜産業の特性を生かした循環型の地産地消エネルギーの在り方を真剣に議論し、構築することで全国モデルとなる環境先進都市を目指してほしい。
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