ID : 11470
公開日 : 2009年 4月23日
タイトル
日本のものづくり 伝統工芸vs最先端技術
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新聞名
webザテレビジョン
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元URL.
http://blog.television.co.jp/monoblog/2009/04/pumavs.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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日本のものづくりが急速に見直されるなか、あのPUMAも日本の技術を使った「ものづくり」プロジェクトを発足! 初の試みとして生まれたのはなんと“BENTO BOX”、つまり弁当箱である。
ユニークなのは、伝統工芸を駆使したセットと、最先端技術を駆使したセットの2種類を用意している点。
伝統をコンセプトにしたBENTO-
BOXには、樹齢150年を越える天然秋田杉を使用した“曲げわっぱ”(秋田県・柴田慶喜商店)を採用。おはしは、籐の留め具をあしらった栗の木ケースの中に、竹ばしが収納されている“栗懐中箸”(長野県・柏木工房)。
風呂敷には、江戸前の竹林柄(東京都・竺仙)をセレクト。竹林の笹にまぎれてプーマのマークが染められた、モダンな絵柄となっている。
(左)曲げわっぱ
余分な水分を吸い取ってくれるため、白米をおいしく保存できる秋田の伝統工芸品「曲げわっぱ」。近年、高い注目を集めている。
(中)栗懐中箸
栗の木を割り、中をくりぬいて作られたケース。竹製のはしも使いやすく、籐でできた留め具とともに天然木の風合いが味わえる。
(右)竹林柄風呂敷
江戸小紋の浴衣で有名な老舗、竺仙による竹林柄の風呂敷。イエロー、グリーンといったプーマカラーを使用しているのもポイント。
一方、最先端技術をコンセプトにしたBENTO-
BOXは、日本の町工場が誇る“金属絞り技術”(東京都・北嶋絞製作所)を活用し、美しい球体に仕上げたアルマイト加工の弁当箱。おはしには、軽量で強度が高く、耐食性、耐熱性に優れているが、加工が難しいとされる
チタン素材を採用。無機質な風合いを生かしながら、使いやすく美しいはしに仕上げた(新潟県・長谷川挽物製作所)。風呂敷には、写真を布地に美しく転写できる特許技術“フォトテックス”(山形県・織元山口)を用い、世
界に誇る大都市東京をイメージしたグラフィックで近未来的な世界観を投影している。
(左)絞り弁当箱
回転する金属板にヘラをあて、美しい球体を絞るには熟練した職人技術が必要。最先端技術を支えてきた世界に誇る匠の技である。
(中)チタン箸
強度が高く軽量で、錆などにも強いことで人気のチタン。その加工技術もまた、世界に誇る高い技術をもっていることで知られている。
(右)フォトテックス風呂敷
あらゆる布地に写真を転写できるフォトテックスは織元山口の特許技術。現在、世界中のアパレルブランドから注目されている。
すべて日本でしか作れない高度な技術を駆使したこれらのアイテム。伝統工芸と最先端技術、どちらも世界に胸を張って誇れる日本の宝である。だからこそ我々が率先して使用し、その良さ、その理由を身に染みて感
じておきたいもの。販売は、人気デザイナーとのコラボ作品や、ファッション性の高いアイテムが並ぶプーマのコンセプトストア「PUMA-The Black Store Tokyo」(東京ミッドタウン)にて行われる。
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