ID : 11407
公開日 : 2009年 4月20日
タイトル
木材系バイオエネルギーに関する国際会議
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新聞名
ITTO
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元URL.
http://www.itto.int/ja/workshop_detail/id=27330000
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元urltop:
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写真:
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背景
多くの熱帯国において、森林地域での収穫と等級付けから、輸送、商業目的および加工目的での処理にいたるまで、すなわち第一次・第二次木材産業のサプライチェーン全体(chain of
custody、加工・流通過程の管理)を通じて、膨大な量の木材残渣が生成されている。この森林木材産業の残渣資源によるエネルギー生成が注目を集めている。しかし、多くの熱帯国において、これら木材残渣資源の効
率的利用に関する技術的、経済的可能性および潜在性に対する認識は、依然として低い。木材廃棄物は未だゴミ廃棄場や排水溝に廃棄されており、環境に悪影響をもたらしている可能性もあるが、これらの残渣資源を
国または地域レベルで代替/補助エネルギー生成に利用するためのインセンティブは存在しないか、弱いようである。
2006年、ITTOは「熱帯国における木材残渣および廃棄物を利用した木材系バイオエネルギーの推進」を政策課題として検討し、この問題について国際会議を開催することを理事会レベルで決定した。ハノーバーで開催
されるLIGNA国際木工林業機械見本市は、この目的、特に近年の技術的進展に関するプレゼンテーション、情報交換、投資可能性の検討、技術移転については、最適な場である。
目的
この会議は、熱帯国における木材残渣および木材廃棄物のエネルギー生成への利用、ひいてはエネルギー効率の向上の技術的・経済的潜在性について、意志決定者の認識を向上させることをねらいとしている。
以上のような文脈において、この会議は以下について議論する。
熱帯国における木材残渣系エネルギー生成の、現在そして今後期待される貢献
熱帯国において導入または拡大しうる木材残渣および廃棄物による熱・パワー生成の技術と経済学
木材産業の供給および加工チェーンにおけるエネルギー節約の潜在性、炭酸ガス排出低減のための可能性ある方策の評価を含む
熱帯国による木材残渣および廃棄物のエネルギー生成への持続可能な利用の開発を支援しうる将来的行動および政策提言、ならびに、気候変動緩和のための支援方策の潜在的インパクトの評価
参加者
参加者は民間部門、各協会、政府、森林製品産業、バイオエネルギー部門の意志決定者および専門家、政府官僚、国際的政府組織および非政府組織のメンバーである。
会議プログラム
この会議はLIGNA+ 2007 (2007年5月14~18日)
に併せて、2007年5月17~19日、ドイツのハノーバーで開催される。木材エネルギーを重要なテーマに据えたこの森林木材産業の世界的見本市から、多くを得られることが期待される。
会議の構成は以下のとおりである。
2007年5月17~18日(1.5日):木材系バイオエネルギーの推進に関する様々な問題に関するプレゼンテーションと議論
2007年5月18日午後:バイオエネルギー生産技術を見学するLIGNA+ 2007半日ガイドツアー
2007年5月19日:ドイツ、ハノーバー近郊のバイオエネルギー関連工場の一日視察
主催
この会議はドイツ連邦経済技術省がホストとなり、ITTOがFAOの協力を得て主催する。
コンタクト
ITTO Secretariat, Forest Industry Division
Email: fi@itto.or.jp
Fax: +81 45 223 1111
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