ID　：　11398

公開日　：　2009年 4月18日

タイトル

ウヨロを評価「森林のはたらき」出版

新聞名

苫小牧民報

元URL.

http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09041802.html

元urltop:

写真:

　

　白老町のＮＰＯ法人、ウヨロ環境トラスト（斉藤春生理事長）、白老町、北大、道立林業試験場が共同研究してきた、ウヨロ川流域の森林評価に関する成果が本になった。
　題名は「森林のはたらきを評価する―市民による森づくりに向けて」（北海道大学出版会発行）。１５０ページのカラーで、日本生命財団の出版助成を受けた。
　４者は２００６年度から、道の「森林機能評価基準」を用い、ウヨロ川流域の民有林、町有林の機能を「水土保全」や「生活環境保全」、「生態系保全」「文化創造」「木材生産」の５分野で評価。基準は主に道有林の管理に利 用されてきたが、民有林や町有林では初の適用となった。このほか研究では、森の将来について話し合う住民参加のワークショップも開催するなど、地域全体で森の機能や役割を理解し、支えるという新たな人と森との かかわり方を提唱してきた。
　本では、ウヨロ川周辺の森林機能評価の結果や課題を示したほか、フットパス（自然歩道）の整備や子供たちの自然体験など同法人による活動も紹介されている。４０００円。
　ウヨロ環境トラストの辻昌秀常務理事は「北海道や全国で協働の森づくりを考えている方々が具体的な一歩を進めていくための一冊になれば」と話している。本に関する問い合わせは北大大学院農学研究院の庄子康準 教授　電話０１１（７０６）３３４２。

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