ID　：　11282

公開日　：　2009年 4月　8日

タイトル

精巧なミニチュア木工作品制作　古川の大工が地域住民らに公開

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090409/CK2009040902000024.html

元urltop:

写真:

　

　飛騨市古川町上町の大工高尾務さん（６２）が、仕事の合間に精巧な板倉や拝殿、神棚などのミニチュア木工作品６点を制作した。自宅近くの作業場に展示して地域住民らに公開している。
　高尾さんは１８歳から大工一筋の職人で、主に個人住宅を手掛けている。近年はハウスメーカーに押されて職人の仕事は減る一方。身に付けた技術が衰えないように手を動かし続けようと、昨年１２月からこつこつと作 りためた。
　作品は最大で高さ７０センチ、幅６０センチ、奥行き３０センチほど。仕事で余ったヒノキ材を活用。神社仏閣の設計図などを参考に、くぎを使わず凹凸をうまく組み合わせ、梁（はり）の厚みや階段の幅などを精密に仕上 げている。
　展示を知った友人の依頼で、次作は五重の塔のミニチュアに挑戦するという。高尾さんは「職人がいらない時代になりつつあるが、技術に関心のある人に立ち寄ってもらいたい」と話している。
　問い合わせは高尾さん方＝電０５７７（７３）５１０３＝へ。

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