ID : 11138
公開日 : 2009年 4月 6日
タイトル
府民の力で森林再生を ボランティアに2800人
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新聞名
大阪日日新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090405/20090405029.html
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元urltop:
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写真:
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大阪府が放置森林対策として認定したボランティア団体「フォレストセイバー隊」が、森林を手入れする活動を開始した。応援を必要とする森林所有者と、森林管理の経験と意欲を持つ団体を府がマッチングし
、荒廃した森林を府民の力で再生しようとする試みだ。
箕面こもれびの森でヒノキを間伐する日本森林ボランティア協会のメンバー(大阪府提供)
府内には五万六千五百ヘクタールの森林があり、水源涵養(かんよう)や二酸化炭素(CO2)の吸収など多面的な機能を担っているが、このうち七千三百ヘクタールの人工林や竹林は手入れされずに放置されている。木
材価格の低迷や森林所有者の高齢化などが原因で、管理が困難な状況になっているためだ。
特に大都市圏の大阪では、他産業への就業機会が多いため林業所有者が後継者を確保しにくい。このため府はボランティアの力を借りて森林を整備しようと、二〇〇七年八月に策定した「放置森林対策行動計画」にフ
ォレストセイバー隊の創設を盛り込んだ。
一方、森林所有者向けには「森の119番相談窓口」を開設し、管理が困難な森林を登録してもらう。府の仲介でフォレストセイバー隊が派遣され、森林の密集した樹木を伐採する間伐などの作業に当たる。
これまでに十一の森林ボランティア団体がフォレストセイバー隊に認定され、会員は計約二千八百人に上る。特定非営利活動法人(NPO法人)「日本森林ボランティア協会」(大阪市北区)は箕面市と覚書を交わし、市
有林「箕面こもれびの森」で活動を始めた。
フォレストセイバー隊として初の活動となった三月八日は、約三十人のメンバーがヒノキの間伐を実施。山本博事務局長は「環境面で森林の恩恵を受けているのは都市住民。楽しみながら山に入り、森の手入れをして
いる」と話す。
ほかの団体も順次、各地の森林で活動を開始する予定。府みどり推進課は「活動が広がるようPRに努めたい」と話している。
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