ID : 11136
公開日 : 2009年 4月 4日
タイトル
天井の木材に深刻な被害を受けた虫食いのパイン材を使用
.
新聞名
十勝毎日新聞
.
元URL.
http://www.tokachi.co.jp/feature/200904/20090404-0001102.php
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
大会後のオーバル活用法
多くの競技できる場に
昨年11月、バンクーバー近郊のリッチモンド市にスピードスケート会場となる五輪オーバルが完成した。中に入ると旅客機4機が収容できるという広さに圧倒される。
同市とブリティッシュコロンビア州政府、カナダ政府が1億7800万カナダドル(約142億円)もの巨費を投じて建設したオーバルは、五輪後に夏冬のスポーツに対応する多目的施設に変身する。
費用対効果を重視
巨大な格納庫のような内部は、天井の木材に同州で深刻な被害を受けた虫食いのパイン材を使用。木材の安全性を示し、利用を促進するためで、目を引きつけるが費用はかさんだ。このため市は追加コストをカバー
するため州政府の補助金にすがった。海抜ほぼ0メートルの条件で高速化を実現するため、「場所によって氷温を変化させ、硬い氷と軟らかい氷を作ることができる」(同市広報のテッド・タウンセンド氏)という。
巨大な格納庫のような内部。五輪後は多目的スポーツ施設に
特徴的なのは氷や客席はすべて取り払うことができ、木製のハードコートでバスケットやバレーボール、室内サッカー、バドミントンなどさまざまな競技やイベントに利用可能なところだ。
建設に巨額の税金が投入されるに当たって、市民を交えて長い議論が交わされた結果、過去に五輪が行われた屋内リンクは閉幕後に収益面で苦しんでいることをふまえ、市は“費用対効果が良く、持続可能な施設”と
するために多目的化を決めた。
競合避け断念
「西部カナダにカルガリーのオーバルと2つの屋内リンクを維持するだけの需要がない。用途を1つに限定するよりも、市民が多様なスポーツを楽しめる施設が望ましかった」と話すタウンセンド氏。背景には膨大な建
設費をかけながら、利用が少なく維持管理で赤字の出るような施設を許さない市民の目がある。バンクーバーとカルガリーは飛行機で約1時間半かかる距離があるが、スケート中心の施設とした場合は「競合は避けられ
ない」(同氏)という。
1時間半と言えばちょうど帯広?羽田間と同じ所要時間。国内でエムウエーブ(長野市)と競合する運命にある帯広の森屋内スピードスケート場は、ナショナルトレセンを目指しスケート用途に傾斜する方針。それを断
念した五輪オーバルとは対照的に見えた。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。