ID : 1179
公開日 : 2006年 6月12日
タイトル
四日市市の体育館 建築から11年で雨漏り
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060613/lcl_____mie_____015.shtml
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元urltop:
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写真:
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四日市市楠町北五味塚にある木造の楠緑地体育館が、建設から11年余りしかたっていないのに雨漏りや腐朽が進み、改修が必要な状態になっていることが分かった。独立行政法人・環境再生保全機構が建設
して旧楠町が買い上げた施設だが、譲渡契約では責任を問える期限も過ぎており、市は頭を抱える。市議会定例会に上程した一般会計補正予算案には自前での改修費約2億6000万円を盛った。(神田要一)
体育館は、木造1部鉄筋コンクリート造り約2700平方メートル。アリーナや武道場を備え、1994年10月に約10億円をかけて完成した。同機構(旧公害防止事業団)が大気汚染対策緑地建設事業の1つとして、楠中央
緑地公園内に建設。伊勢湾に近いことから、さびなどの塩害に強いという提案で木造になった。
雨漏りが見つかったのは、旧楠町が譲渡を受けた94年12月のわずか3カ月後。建物東の側面や天窓から雨水が染み込み、側面や雨ざらしの合掌梁(はり)を金属板で覆う応急処置をした。その後も東西玄関のひさしな
どで漏水があり、昨年6月に修繕工事の事前調査をしたところ、金属板の裏側などが腐っているのが確認された。
腐朽は木材の切り口やひび割れ部分から進み、金属板で覆った木材の裏側は湿って乾燥しにくい状態になったのが原因とされる。市は「太い柱を使用しているため倒壊などの恐れはない」と説明。改修工事では柱の一
部を鉄骨に交換し、合掌梁の根元を切り取り金物で固定。建物の東西側面にはアルミ材とガラスの薄い壁を新たに設ける。
旧楠町と同機構が交わした譲渡契約では「補修や損害賠償の請求は引き渡しを受けた日から1年以内」と規定されている上、市は「設計や工事、あるいは管理上の問題かは分からず、どこにも責任を問うことができない
」。予算案の議決を経て工事の調整に入りたいとしている。
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