ID : 10850
公開日 : 2009年 3月12日
タイトル
原研機構、ヒバ油使い抗菌剤 青森県・弘前大と共同開発
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090312c3b1204212.html
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元urltop:
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写真:
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独立行政法人日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)は青森県や弘前大学などと、ヒバの油を使った抗菌剤を共同開発した。同機構の持つ放射線技術を活用し、抗菌効果があるヒバ油をシートに付着させる
仕組みだ。バスマットや靴の中の除菌剤などに応用できる。ヒバは青森県に多い樹木で、県などは県内企業との商品化を模索し、地場産業の振興につなげる。
新開発の抗菌剤は植物繊維を原料とした寒天状シートにヒバの油を含んだ水溶液を付着させた。あらかじめシートに放射線を当て、表面にヒバ油が定着しやすい構造に変化させる。同機構の実験では、シートは空気中
に置いても抗菌効果を3週間程度保てるという。
青森県の試験研究機関の工業総合研究センター(青森市)はヒバ油を微粒子にして水に溶けやすくする独自技術を持つ。県はすでに木材加工の小館木材(青森市)に技術移転しており、抗菌効果のある木材やまな板を
製品化した実績がある。
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