ID : 10792
公開日 : 2009年 3月 7日
タイトル
浜松市:間伐材搬出へ 雇用創出と林業育成-
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090308ddlk22010106000c.html
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元urltop:
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写真:
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浜松市は来年度の新規事業として間伐材の搬出に取り組む。採算が取れないため、杉やヒノキの山林では多くの間伐材が放置されているが、新規雇用創出と林業育成の観点から実施する。市によると、林業で
自治体が雇用創出を図るのは県内では珍しいという。
市は、市内の森林組合に60ヘクタール分の間伐材搬出を6000万円で委託する。伐採作業のない4~9月に搬出作業を行い、熟練の林業技術者の監督の下、木材を林道まで運ぶ。20人が90日間働ける場が生まれる
という。
05年の合併で旧天竜市、旧佐久間町など北遠地域が浜松市に編入され、同市の森林面積は約2300ヘクタールから約45倍の10万3000ヘクタールに拡大した。そのうち7割強は人工林で、土地の保水力を高め、樹
木の根を強くするため、ある程度成長した樹木を間引く間伐が行われている。
ところが、間伐材は一部が工事現場のくいや木工品に使用される以外、ほとんど需要がない。単価も直径10センチの木材1本が約400円と安く、人手をかけて搬出しても採算が取れない。林業に携わる人材の高齢化
が進んでいることもあり、現在は6割以上の間伐材が山に放置されている。放置された間伐材は、下草の成長を妨げるなどの悪影響が懸念されている。
市は、搬出された間伐材をチップや燃料用のペレットに加工し、再利用できないか検討する。間伐材の利用率向上を目指して搬出事業を後押しする。
市森林課森林政策グループの小林和重副主幹は「美しい森林を将来に残すため間伐と間伐材の搬出は必須。雇用創出にもつながるため、定着すれば業界の若返りにもなる」と期待している
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