ID : 10711
公開日 : 2009年 3月 3日
タイトル
地元材で江原北小校舎 美馬
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20090302-OYT8T01176.htm
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元urltop:
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写真:
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美馬市がつるぎ町一宇の森から木材を切り出し、建て替えていた市立江原北小(41人)の校舎が完成した。この森は、林業団体などによる「緑の循環認証会議」(SGEC)=東京都=から環境に配慮した森林
として認証を受けており、そこの木材を使った校舎は全国初という。同校は6年生3人を一足早く新校舎に移し、2日から授業をスタート。5日には見学会を開き、古里・美馬地域の緑の重要性をPRしていく。
SGECは日本林業協会などが2003年に設立。環境に優しく、適切に手入れされている森林として、08年12月までに全国で74か所の森(計約74万ヘクタール)を認証した。県内では、同市や那賀町の森林が認めら
れ、同町一宇の森のうち美馬森林組合が所有する3700ヘクタールが07年12月に認証された。
同校の校舎老朽化で改築案が持ち上がった際、保護者らが「木のぬくもりを感じられる校舎で勉強させてほしい」と要望。木造での建築を考えていた同市は、牧田久市長の意向もあって、地元の認証森林から切り出した
スギやヒノキを使うことにした。
同校は昨年10月、全児童を一宇の中尾山に連れて行き、校舎建て替えのために木々が伐採された跡にミズキやイタヤカエデといった広葉樹の苗を植えるなどして、「教室に使われる材木の古里」について学ばせてき
た。
平屋で、6教室のほか図工室、家庭科室、図書室の各特別教室を備えた校舎が完成。木の香りが漂い、他学年の児童たちも“引っ越し”を心待ちにしている。
川人正恭校長は「材木を切り出した山を知ることで子どもたちが校舎に親しみを持ち、緑の大切さも学んでいる」と、新校舎の効果に期待。県は、見学会で市民や教育関係者に認証森林について説明し、学校施設への
木材使用の促進をPRする。
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