ID : 1118
公開日 : 2006年 5月31日
タイトル
杉沢の沢スギ、再生に向け取り組み
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新聞名
北日本放送
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元URL.
http://www2.knb.ne.jp/news/20060602_7289.htm
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写真:
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国の天然記念物に指定されている入善町杉沢の沢スギを守り続けていこうと2日、地元の小学生が、周辺の草むしりなどを行いました。
この沢スギ、おととしの台風で大きな被害を受けましたが、再生に向けた取り組みが一歩一歩進められています。
入善町杉沢の沢スギは、わき水地帯に群生するスギ林です。
雪の重みなどで曲がったスギの幹が地面に接したところから新たな根を張って芽を出すなど、全国的にも珍しい特色で知られています。
2日は地元の上青小学校の5、6年生93人が地元の敬老会のメンバーと一緒に、鎌で沢スギ周辺の雑草を取り除いたり、スギの木の枝おろしなどをしました。
地元の人たちに愛されている沢スギですが、おととし10月の台風23号で、300本近いスギの木が倒れるという大きな被害を受けました。
沢スギは、表土が浅く、砂や小石が混じった地面に生育しているため、根元から土ごと倒れ、遊歩道もいたるところでめくれあがり、沢スギ全体の面積の3分の1に被害が及びました。
被害が大きくなった背景には、かつて、木材や燃料にしたりして、住民の生活に根付いていた沢スギが、近年、枝打ちなどの手入れが十分でなくなったことがあるとされます。
しかし被害の後は、倒れた杉の木を撤去したり、傾いた木をロープで張って安定させるなど復旧工事が続けられ、ことし3月から全ての沢スギの見学が可能になりました。
沢スギの完全な復元までには数十年かかるものとみられていますが、入善町の貴重な財産を守るための活動はこれからも続けられます。
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