ID : 10582
公開日 : 2009年 2月20日
タイトル
木製の飛騨弁かるた作る 清見の家具製造・塩谷さん
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090219/CK2009021902000015.html
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元urltop:
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写真:
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子どもたちに飛騨の方言を学んでもらおうと、高山市清見町三日町の家具製造塩谷英雄さん(37)が、飛騨弁で句を詠んだ木製のかるたを作った。かるたは18日、清見小学校であった児童とお年寄りの交流
会で初登場し、会の盛り上げに一役買った。
塩谷さんがオリジナルの44句を考え、家具作りで余った桜やトチ、ケヤキなどを利用した板に、妻の裕御子さん(41)が絵を描いた。句は「ぐろ(隅)の方まで うっつくしょう(きれいに) 掃除してくりょ(ください)」「えど
(よだれ)垂れそー この朴葉みそ ええかざ(いいにおい)するなー」など身近な情景を詠んでいる。
飛騨弁かるたで遊ぶ児童とお年寄り=いずれも高山市清見町の清見小学校で
塩谷さんは数年前、自分の世代が知らないような飛騨弁を、消防団や地域の会合などで使ったところ「場が和む」と感じ、意識的に覚えて使い始めた。小さな「飛騨弁ノート」を持ち歩き、お年寄りらから初めて聞いた言
葉をメモ。自分が会話に使えたら「○」印をつけている。
かるたは、これまでノートに書きためた飛騨弁を生かそうと、交流会の開催を機に計5セット作り、主催者の清見地区社会教育推進委員会に寄贈した。
この日の交流会は、3、4年生の児童計47人とお年寄り33人が参加。お年寄りが「『ぐろ』って何か知ってるかな」などと子どもたちに話しかけながら、かるた取りをした。塩谷さんは「お年寄りから直接答えを聞いてほ
しいと思い、標準語訳はつけなかった。たくさん使って飛騨弁のよさを知ってほしい」と話している。
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