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ID : 10475
公開日 : 2009年 2月12日
タイトル
環境の浄化に効果ある『炭』
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=27859
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元urltop:
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写真:
 
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《酸性土壌防ぐ改良剤にも 特性への無理解が懐疑生む》  有害ガス排出の代替補正には、植林事業もある程度は助成になることは確かだが、炭化された炭の活用も悪い方法ではない。
 多くの人々は炭の機能や特性をよく理解しておらず、空気汚染の元凶のように見るひとたちもいるが、ある国では温室効果ガス削減の排出権取得方法に適用されたところもある。と環境問題について研究する、UFPR 森林土木学部のカルロス・サンケッタ教授が興味深い論評を展開している。
 温室効果ガス排出への代替補正は、もっと総合的な見方が必要で、炭を燃やすことで一酸化炭素の有毒ガスを発生するが、炭の特性を活かして応用すれば、平均すれば世界でポジティブに判定されることになる。
 Cetesb地球温暖化研究所のジョアン・バグナー所長は、信じられない、と懐疑的だ。数百年の間に人間が化石燃料を燃やし続けてきているのに、植林事業が環境汚染防止に役立つとは到底考えられない。排出ガスの 変わりに補正できるものがいくつあるというのか。植林事業が効果を発揮するまでにはまだ数十年は必要だろうし、人類がそれまで生き延びた場合の話しだが、という。
 地球汚染を食い止めるための方策は一つだけではない。そこには資金も要る。どんな企業でも、この方策をしたから排出権を得て、まだ汚染ガスを排出しても良いという矛盾がある。汚染ガスの排出を停止するという ことは、企業の動きを止めるという意味があるからだ。
 これに対し、ONG緑化推進機関のフランシスコ・マシエル理事は反論する。彼は、企業が発生させる二酸化炭素ガスを上げて説明を加えようとしているが、ONGではどのような形でガスが発生し、何処でどんな背景 で発生しているか、そしてどこで削減できるか、植林をすすめるとどんな効果が生れてくるかなどを研究し、自然林を修復する努力を続けている。
 参考:「炭が地球環境を守る」(岸本定吉林学博士著)から、炭を焼くことで木炭中の炭素を固定化し、炭酸ガス、メタンなどの増加を防ぐ。木材は完全燃焼すると、ほとんど炭酸ガスと水になる。また、木材を地中に埋 めると微生物により分解されメタンガスを発生する。これらのガスは、地球温暖化の大きな原因になるといわれている。木炭を燃焼すると同様に炭酸ガスになるが、木炭を土壌改良剤に使用すると炭酸ガス増加防止に 役立ち、また酸性雨による森林地も酸性化が防げる。
 炭には空気、水を清浄にする機能がある。この機能には炭の組織、構造に基づく物理的機能と炭に含まれているミネラル、炭の酸性度内部表面の活性点など物理化学的機能と炭の表面に着生する微生物に基づく機能 とがある。これらが総合されて、炭には気体や液体を浄化する機能があり、環境改善の応用に使用できる。
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