ID : 10391
公開日 : 2009年 2月 4日
タイトル
露コンテナ航路大幅遅れ 景気悪化とユーロ安影響
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090204-OYT8T01090.htm
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元urltop:
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写真:
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2008年中の開設を目指していた秋田港と、ロシア極東で最大のコンテナ港・ボストーチヌイ港を結ぶコンテナ船の定期航路の開設が越年し、大幅に遅れる可能性が出てきた。急激な円高ユーロ安の進行でロ
シアからの輸入木材よりも、北欧産の木材を別航路で輸入した方が割安感が出ているうえ、景気の悪化で新規の住宅建築の需要も望めないためだ。定期航路の開設に暗雲が立ち込めている。
県は08年7月、ロシアのウラジオストク市の船会社「フェスコ」と、1回の寄港当たり年平均最低50TEU(長さ約6メートルのコンテナ換算で50個)以上の輸送を目標とすることや、2週間に1便の体制などを約した覚書
を取り交わした。主要貨物として、ロシア側からは住宅建築などに使う木材、日本側からは中古タイヤや自動車部品などを見込んでいた。
しかし、08年の県内の新設住宅着工は、前年比12・9%減の5275件と低迷。07年は建築基準法改正に伴う検査の厳格化で大幅着工減となっただけに、08年は増加に転じることが期待されたが、世界的な景気の悪
化も影響して伸び悩み、今後の急激な需要増も期待できない状況だ。
さらに、円高ユーロ安の影響で、北欧産の木材に割安感が出ており、航路開設のための貨物の輸送目標の達成が厳しくなっている。
また、ロシアで原木輸出の関税を、現行の25%から80%に引き上げることが検討されるなど、先行きに不透明な要素も多い。
県流通貿易課では、「現段階では、年平均で確保できるコンテナは30個ほどにとどまっている。荷の掘り起こしをし、3月までの年度内の開設を目指すが、状況は難しい」としている。
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