ID　：　1076

公開日　：　2006年 5月27日

タイトル

石川の企業進出を 県・小松市ロシア訪問団にアンガルスク幹部 木材輸出にも意欲

新聞名

北國新聞

元URL.

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060529005.htm

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【２８日アンガルスク北村太久磨本社記者】県ロシア協会と小松市ロシア協会のロシア・イルクーツク州アンガルスク市訪問団（団長・中村勲県ロシア協会長）は二十八日、コズロフ同市長ら幹部と経済交流につい て懇談した。この中で、ロシア側は石川県の企業進出を求め、木材輸出にも意欲を示した。
　イルクーツク州前日ロ協会長で、現在木材を扱う企業の会長に就いているレベデフ氏は「木材加工品をぜひ石川に輸出したい」と述べ、研修生の相互派遣も要請した。中村団長もシベリアのパイプライン建設工事で、 アンガルスク市が重要な中継点となることを挙げ、コマツの建機などの購入を働き掛けた。
　訪問団が同州のティシャニン知事の来訪を求めたのに対し、パラニチフ第一副知事は「必ず行かせてもらうよう伝えたい」と語り、来年のロシア協会五十周年式典に出席する考えを示した。
　訪問団は同市スタジアムで開催された市制五十五周年記念祭典を視察した。華やかな民族衣装に身を包んだ児童生徒、市民ら約千六百人のマスゲームや踊りが次々と披露され、一行は工業都市の勢いと人々の心に息 づくロシアの伝統を肌で感じ取った。
　訪問団はスタジアム中央最上階の特別席から拍手を送った。西村徹小松市長や中村団長は「五十五年の歴史と未来を建設する息吹を感じた」と目を見張った。先月、イルクーツク州との統一を投票で決したばかりのブ リャート自治区の人々も華やかさを競い、小松市議四氏も見入った。
　一行は二十九日、能美市の姉妹都市シェレホフ市を訪れ、森喜朗前首相の父で、ロシアとの交流の井戸を掘った茂喜旧根上町長の墓に参り、アンガルスク市と小松市との草の根交流の深まりを報告する。

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