ID : 10004
公開日 : 2009年 1月 1日
タイトル
漆塗りスピーカー 米で好評 工芸家製作
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008123100037&genre=K1&area=K00
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元urltop:
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写真:
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京都府福知山市夜久野町畑の漆工芸作家、田中誠さん(55)が製作した漆塗りのオーディオスピーカーが米国で高い評価を得ている。今年10月、米コロラド州で開かれた全米最大のオーディオ見本市に出展。
世界の200社以上が最先端の技術や製品を披露する催しで、専門家から「過去に聞いた音の中で最もライブ感のある音が出ている」と称賛された。
田中さんは、丹波漆の産地として知られる夜久野町で、漆塗りの椀(わん)や木箱などを作っている。高校時代から趣味でスピーカー製作を続けてきたが、今年3月、音響機器メーカーのフィーストレックス(山梨県韮崎
市)の依頼を受け、スピーカーボックスの設計と塗装に漆塗りの技を活用して取り組んだ。
米国で注目されたスピーカーは高さ180センチ、幅25センチ、奥行き40センチ。マツの合板で作ったボックスの外面だけでなく内面にも漆を塗り込み、丹波漆を塗って仕上げた。漆の成分が木に染みこんで耐久性が
増し、振動が抑えられ、滑らかな音が出るという。ホーン構造の設計にも独自の工夫を凝らし、重低音が響くようにした。
米国の見本市では、音質に加え、漆塗り独特のつやのある外観が評判となり、来場者が次々と訪れ、展示品に見入り、その音に聞き入っていたという。1月8日から米国のラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市
にも出展する。
スピーカーの部品には和紙も用いており、田中さんは「日本の伝統工芸の粋を集めた製品が海外で受け入れられ、うれしい」と話す。問い合わせはフィーストレックスTEL0551(22)7221。
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