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ID : 9915
公開日 : 2008年 12月18日
タイトル
県産スギ使い三者スクラム 2×4住宅建築
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新聞名
大分合同新聞
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元URL.
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_122956261535.html
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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大分県産のスギを使ったツーバイフォー(壁組み工法)住宅の建設に、林業家と製材工場、建設会社が県内で初めてスクラムを組んだ。“地産地消”の新たな流通形態で、県産材の需要拡大を目指す。
 連携する林業家は佐伯市の後藤重也さん(53)。製材工場は大分市の東九木材センター、建設会社は同市の平倉建設。三者協力の第一号となる住宅を既に大分市内に建築中だ。
 県産スギは原木価格が低迷し、建築材としての消費拡大が課題となっている。一方で、景気悪化で住宅着工戸数が減少する中、木造建築のツーバイフォーによる着工割合が増加している。これらを背景に、東九木材 センターの三宮康司理事が連携を呼び掛け、三者協力が実現したという。
 三宮理事は「ツーバイフォー建築の規格に合わせるため、これまでは輸入材を使っていた。しかし、県内の林業家と協力することで、こちらの欲しい長さの原木を得ることが可能になった」と話す。建築に当たる平倉建 設によると、コストは輸入材とあまり変わらないという。
 林業家の後藤さんも「安く一定の品質を持つ輸入材に押され、国産材は厳しい状況が続いている。県産材の消費量が増えれば、問題化している再造林放棄地も解消し、生産者の意欲も高まる」と期待している。
 同取り組みは今後の連携の可能性を探る試験的なものという。県の森林環境税を利用している。
 県林産振興室は「他県でも同様の取り組みはあるが、全国的にもまだ珍しい。安定生産・供給という課題がクリアできれば、県産材の消費増にもつながるのではないか」と話した。
 大分県は県土の約七割を森林が占める林業県で、スギ民有人工林面積では全国二位を誇る。
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