ID : 9867
公開日 : 2008年 12月11日
タイトル
ヤマハリビングが木材8割の ウッドプラスチック拡販へ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20081212/CK2008121202000205.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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廃プラ混ぜ耐水性も
ウッドプラスチックを持つ伊藤課長代理。社内で発生する木くず(向かって右のビン)と購入したプラスチック(同左)を練って製造する=浜松市西区西山町のヤマハリビングテックで
住宅設備機器メーカーのヤマハリビングテック(浜松市西区)が、製造過程で発生する木くずに廃プラスチックを練り合わせたウッドプラスチック(WPC)の原料の販売に力を入れる。2009年度は08年度の5倍の月間5
0トンの販売を目指す。廃プラが混ぜられたWPCは木材に比べ耐水性に優れているのが特徴。このためバルコニーやベンチなどに利用されている。
同社は数年前に玄関ドア用として開発に着手。これまでに蓄積したこの技術を生かして、社内で発生した木くずに、購入した廃プラを練り込んで粒状化させ原料素材に加工。社内の環境改善と、プラスチック成型メーカ
ーが求めている商品の開発に結び付けた。
原料素材は今春から、県外のプラスチック成型メーカに月間約10トンを販売している。09年度は取引量の増加が見込めるほか、取引先を広げ約50トンの販売を見込んでいる。
一般的に、木材の比率を上げると木粉がダマになりやすいため、木材と廃プラはほぼ一対一の割合で混ぜられている。しかし、同社はダマになりにくい薬品を使うことで、木材の比率を8割にまで高める技術の開発に
成功した。木の手触りに近い商品ができることから需要が広がりそうだとし、原料素材の販売だけにとどまらず、薬品の販売も考えている。
品質保証部環境推進グループ課長代理の伊藤弘和さん(44)は「木材の比率を高められるので、ユーザーの求める材質を提供できる」とし、ビジネスチャンスとみている。
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