ID : 9793
公開日 : 2008年 12月10日
タイトル
古代のため池から施工者示す木簡出土…奈良・薩摩遺跡
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20081209-OYT1T00871.htm?from=main5
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元urltop:
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写真:
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奈良県高取町の薩摩遺跡で、奈良時代末~平安時代初め(8世紀末~9世紀初め)のため池跡から、渡来系氏族の檜前(ひのくま)一族が池を造ったことを示す木簡が出土し、県立橿原考古学研究所が9日、発表し
た。古代のため池の施工者が分かる例は極めて珍しいという。
ため池跡は東西約40メートル、南北約90メートル。北側が堤になっていたとみられ、角材の内部をくりぬいた木樋(もくひ)の一部(長さ1・15メートル、幅50センチ、厚さ25センチ)が見つかった。上面には取水穴を開
けた蓋(ふた)があったと考えられ、穴に丸太を抜き差しして水量を調節したとみている。
また、樋の周囲から、木簡(長さ21・5センチ、幅4・1センチ、厚さ9ミリ)や、平安時代の銅銭が出土。木簡には「波多里長(はたりちょう)檜前主寸(すぐり)本なす」と墨書され、波多という里の長である檜前一族が工事を
始めたことを示している。
檜前氏は、渡来系氏族・東漢氏(やまとのあやうじ)の系統。渡来系氏族は高度な土木技術などを日本に伝えたとされ、技術を受け継いだ檜前氏が、ため池の工事を任されたとみられる。
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