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ID : 9735
公開日 : 2008年 12月 5日
タイトル
イチイ不足  林業と連動で伝統守れ
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新聞名
岐阜新聞
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元URL.
http://www.gifu-np.co.jp/column/nouhi/nh20081205.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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 飛騨の伝統的工芸品「飛騨一位一刀彫」の原材料であるイチイの調達状況が厳しい状況になっている。江戸時代から続く伝統技能の存続にかかわる問題だけに危機感を持った対応が必要だ。
 飛騨一位一刀彫の原材料となるイチイは樹齢300年から400年の針葉樹の天然資源で、切り出せる県内産の原木はすでに無く、大半を北海道産に頼ってきた。しかし、自然保護の観点から貴重なイチイの原木が伐採 されず、北海道産もほとんど入荷しない状況。人工林の計画もあるが、育つまでに数百年かかる上に、育林自体が難しく進んでいない。
 飛騨一位一刀彫協同組合(高山市中切町、山本良吉代表理事)では共同購入の形でなんとか対応してきた。国内産が手に入らない状況の中、北米を中心とした海外産も検討されたが、堅くて曲がりがあるなど素材には 適さないという。
 この秋、同組合では市に対してヨーロッパ産なども視野に入れた素材調達調査への補助と市内中心部の観光拠点での常設展示場の開設などを要望した。市を通じて県や国に積極的に働きかけ、林野庁から出るイチイ の優先的確保を求めている。
 各伝統的工芸品産地の抱える課題はいずれも生産額の減少、原材料不足、新商品開発の難しさ、後継者不足と高齢化。飛騨一位一刀彫も生産額は約1億円(平成18年度、伝産協会調べ)で10年前に比べ約3分の1ま で落ち込んでいる。同組合員らはそれぞれが職人の誇りを持って意欲的に伝統工芸士として、または作家として伝統技能を伝承する一方で、ヒノキやナラ、トチなどの別素材でのオリジナリティーのある作品の創出にも 取り組んでいる。今後は置物や根付(ねつけ)の新作も含め消費者ニーズに応えた製品の開発が求められる。
 岐阜の伝統技能を守るためにも、県の木、高山市の木でもあるイチイについて、林業政策と連動させながら、今と将来を見据えた真剣な取り組みが必要だ。
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