ID : 9734
公開日 : 2008年 12月 5日
タイトル
大規模集落跡:柱穴に当時の木材 縄文晩期の集落跡
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nara/news/20081204ddlk29040525000c.html
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元urltop:
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写真:
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京奈和自動車道建設予定地で見つかった縄文時代晩期(約3000年前)の大規模集落跡は、橿原市から御所市まで少なくとも200メートル四方に及んでいる。県立橿原考古学研究所と御所市教委は3日、各調査
地区(計約2万5600平方メートル)の成果を発表した。御所市の本馬地区では、住居跡の柱穴に当時の木材が奇跡的に残されていた。【林由紀子】
集落の居住域とみられる本馬地区では、当時の地表面をそのまま床面として利用した平地住居と呼ばれる住居跡(直径約6メートル)と、内部で煮炊きしたとみられる炉跡を確認した。柱穴の中には、当時の柱材(直径
約50センチ、高さ約60センチ)が残されていた。使われた木材は当時一般的だった広葉樹ではなく、針葉樹だった。
集落の墓域と考えられる橿原市の観音寺地区で見つかった深鉢(高さ20~40センチ、口径20~30センチ)を使った土器棺墓(16基)は、すべて斜めか横向きに埋められていた。周囲には、大量の土器を捨てた跡や
屋外炉の痕跡も確認した。
御所市の茅原地区では、弥生時代後期(約1800年前)の河川跡から、住居を洪水から守るための護岸くいが確認された。
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