ID : 1025
公開日 : 2006年 5月20日
タイトル
民具「我谷盆」知って 大阪成蹊大講師の木工芸作家 呼び掛け
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006052000038&genre=K1&area=K30
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元urltop:
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写真:
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石川県の加賀地域で江戸時代中期に始まり、現在はほとんど作られなくなった民具「我谷(わがた)盆」を復興させようと、大阪成蹊大芸術学部(京都府長岡京市調子)の非常勤講師で木工芸作家の森口信一さん(
53)が取り組んでいる。「1度廃れると復活は難しい。何とかして次代に技術をつなぎたい」と話し、一般の人に盆のことを知ってもらおうと23日午後7時半から滝ノ町1丁目の滝ノ町自治会館で講演会を行う。
我谷盆は、クリの木の外側に近い部分をくりぬいて作る盆で、のみで彫り込んだ直線の波形が特徴。製材した木材を使ったり機械で波形をつけた盆は現在でも生産されているが、素朴ながらも個性的な民具独特の特徴
は出にくい。
森口さんは2000年に我谷盆の存在を知り、研究と制作を始めた。技術を保持している人は現在も石川県にいるものの、ほとんど制作していない。名前の由来になった石川県我谷(わがたに)村もダム建設に伴って水
没したため、我谷盆については分からないことが多い。
文献を調べたり技術者の話を聞きながら、100個以上の我谷盆を作りあげた森口さんは「手間のかかる制作方法が現代に合わないのだろうが、使い込んでこそ美しくなる道具のことを知ってほしい」と話している。講演
の問い合わせは自治会の西村さんTEL(952)3718。
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