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ID : 9661
公開日 : 2008年 12月 2日
タイトル
県産材の魅力引き出す 作品の丸みに個性
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新聞名
沖縄タイムス
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元URL.
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/takumi20010628.html?PSID=1cb12322b799ec0d4469bdf7488af197
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元urltop:
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写真:
 
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シュルシュルー。ろくろから木くずが飛び散る。挽物(ひきもの)用カンナを操る技が木地にやわらかい丸みを生む。
 かねせん工房(沖縄市宮里)の千木良(ちぎら)芳弘さん(42)は今年二月、伝統工芸士(木地部門)として経済産業大臣認定を受けた。同部門では県内で二人だけ。
 「木工は直しが不可能なマイナスの作業。ゼロコンマ数ミリの狂いで素材のすべてがパーになることもある」  ろくろで高速回転する木地をカンナで削る。手先のちょっとした力加減に職人技があるという。「皿は完成品の内側カーブを見ただけで、自分の作品かどうか判別できる」  茶筒。一本の丸木から筒とふたを作る。ふたをかぶせると、筒の中の空気を押し出しながらゆっくりと沈むように閉まる。きっちりでも緩すぎてもだめだ。カンナのコンマ数ミリの当て具合が仕上がりを決めてしまう繊細 な作業だ。「木工品の丸みに作者の個性がある」と千木良さんは話す。
 そんなこだわりを表現できるまでに十年かかった。
 手に職が欲しくて、県工芸指導所に通い始めたのは二十年前。半年間の研修後、漆器会社の木地作りを下請けした。出来が悪いと漆塗り職人から突き返された。手直しを繰り返す中で技術を体に刷り込ませてきた。
 千木良さんは県産材の琉球松とガジュマルにこだわっている。漆器はデイゴやエゴノキが主流で、やにが出るマツは向かないとされてきた。
 そんな常識を覆し、琉球松で工芸品を制作する草分けになった。工芸指導所の技術指導を受け、漆ではなくウレタン塗装でマツの木目の美しさを引き出す工法に取り組んだ。
 大皿や菓子器など食器のほか、コンクリート打ちっぱなしの壁などの丸い金具跡を隠す装飾品、ふすまの引き手など建築材も手掛け、木製品の多角化を目指している。使い込むほど味わい深くなる木工品の人気が上 向き、注文も増えてきた。
 削ると木は動く(変形する)。微調整を加えながら仕上げまでに三年以上かかる作品もある。千木良さんは「使えそうな技法はどんどん吸収していく」と技にこだわる。(沖縄)
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