ID : 9643
公開日 : 2009年 3月11日
タイトル
家具専門店 新生活に彩りを ニトリの一人勝ち鮮明
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新聞名
NSJ日本証券新聞
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元URL.
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=145418&dt=2009-03-11
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元urltop:
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写真:
イラストが説明として掲載されていました
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そろそろ全国で桜が新たな季節を告げ始める。この3、4月から新天地で生活を始める人々も多いだろう。となれば、そろえたくなってくるのがまっさらな家具だ。住宅着工件数が依然として低調に推移するなど、
業界には逆風が吹くが、そんな中で健闘している企業には、やはりほかの業界の勝ち組と共通点が見られる。
家具専門店において何といっても勝ち組といえるのがニトリ(9843)だろう。前2月期第3・四半期(昨年3―11月)時点で12%増収、27%経常増益と2ケタ増収増益を達成。通期でも11%の増収増益を見込んでいる。
支持されたのは衣料品や食品分野がそうであったように、低価格であること。同社は昨年5月末から「値下げ宣言」と題して、3カ月ごとに値下げを実施してきた。それに呼応するように昨年6月以降、既存店の月次売上高
は一度も前年を下回っていない。
今年2月21日から始まった第4弾の値下げによって、対象品目数は1300品まで拡大。平均の値引き率は20%に達し、品薄商品が続出している。本決算は3月27日に予定されており、増額修正期待が高まるところだが、そ
れ以上に、今2月期計画をどう立ててくるかが注目されることは言うまでもない。
他方、大塚家具(8186・JQ)も昨年11月から、9500品目を最大で20%値下げする大規模な円高還元セールを開始したが、もともと高級家具のイメージがあるため、なかなか客足を増やすまでには至っていない状況。直
近2月の既存店売上高も前年同月比21・1%減と大苦戦している。今12月期は前期比で経常微増益を計画しているが、出足からつまずいてしまっている格好だ。
同じく、島忠(8184)も大塚家具のような割高感はないものの、ニトリほどのお値打ち感も訴求できておらず、需要の喚起力に欠ける印象。既存店売上高はマイナス推移を続けている。
こうなってくると今後もニトリが一人勝ちを続けていきそうな勢いだが、ほかの2社がこのまま手をこまねいているだけとも考えられない。限られたパイを奪うため、次にどの企業がどのような手を打ってくるかに注目が集
まっている
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