ID　：　9506

公開日　：　2008年 11月25日

タイトル

卒業記念にヤマモモ植え「砂防」

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081126/CK2008112602000001.html

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大津市の田上、上田上、大石小学校の６年生１８４人が２５日、同市田上関津町の田上山（笹間ケ岳）中腹にヤマモモの木６２本を植え、明治初期から続く砂防工事を体験した。
　周辺の小学校の児童の卒業記念として、田上山砂防協会が主催した。自然に触れながら砂防事業の歴史を学んでもらおうと３０年以上続いている。
　この日は児童が３人１組で、土と堆肥（たいひ）をスコップで混ぜ、８０センチほどの苗木を植えた。二宮浩輝君（上田上小）は「砂防の効果があると思って植えました。これからも続いていけばいいと思う」と笑顔を見せ ていた。
　奈良期以降、都や寺社造成のために材木が切り出され、田上山は一時はげ山となった。下流の大戸川に土砂が流れて洪水の原因にもなっていた。本格的な砂防・緑化事業開始から１００年以上たった今も、流路や砂防 ダム整備などの工事が続いている。

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