ID　：　9336

公開日　：　2008年 11月12日

タイトル

森林鉄道復元へ調査

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20081111-OYT8T00655.htm

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下呂で住民残るレールなど確認 レールを調査するメンバー　かつて林業の町として栄えた下呂市小坂町で、約半世紀前に廃線になった森林鉄道を復元しようと、地元住民が御嶽山ろくの山中に残るレールや台車の現地調査を行った。
　同町には約１万５８００ヘクタールの国有林があり、延長約５０キロの森林鉄道が敷設されていた。旧小坂営林署（現岐阜森林管理署）が１９３３年から木材を森林鉄道で運んでいたが、トラック輸送の発展に伴い、６１年 に廃線となった。
　調査は、小坂森林鉄道調査研究委員会のメンバー６人が、濁河温泉近くの山中のレールやポイントなどを確認。土砂に埋まったり、橋げたが崩落したりしていたが、約７キロにわたってレールが残っていた。
　森林鉄道の復元構想は以前からあったが、今年、「小坂の滝めぐり」が岐阜の宝ものの第１号に認定されたことを受け、機運が一気に高まった。同委員会は、同町落合の御嶽登山口の「一の鳥居」から、滝めぐりの拠点「 がんだて公園」間の復元を目標にし、当面は一の鳥居付近に材木を積んだ台車などを展示する計画。
　熊崎武久委員長は「町の歴史的遺産を残すためにも、調査研究に力を入れたい」と話している。

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