ID : 9196
公開日 : 2008年 10月29日
タイトル
江西省で暴動、森林伐採めぐり農民と木材会社が衝突
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新聞名
サーチナニュース
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元URL.
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1028&f=national_1028_009.shtml
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写真:
写真が掲載されていました
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中国メディアは26日から27日にかけて、江西省宜春市銅鼓県で23日夜から24日にかけて暴動が発生したと伝えた。現地の人工林の利用権を持つ木材加工会社と農民が、賃料などで対立して、衝突した。
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木材加工会社の緑海公司は2004年、銅鼓県の人工林約5200ヘクタールの使用権を得た。それまで人工林は国と地元政府の共同経営で、林業にも従事する農民がいた。
05年に木材価格が高騰したことから農民らが不満を持つようになり、県の共産党委員会の調停で、会社は1アール当たり約1元の補助費を支払うことになったが、納得しない農民がいたという。会社に無断で伐採して
木材を他所に売りさばく農民もいたため、会社側は森林保護スタッフを配置。農民との暴力事件も頻発していた。
衝突は23日、伐採した木材の積み出し現場で発生し、「器具」を持った会社側の森林保護スタッフ30人と農民らの乱闘になった。24日午前には、農民ら約150人が会社につめかけて再び乱闘が発生。事務室内が破壊
され、作業場が放火された。火は消防隊により、すぐに消し止められたという。
宜春市の劉定明副市長によると、24日の衝突では警官3人と農民10人が負傷した。劉副市長によると、死者はいなかった。ただし、北京のメディアの新京報は「死者は少なくとも4人、負傷者は数十人」とする目撃者が
いると伝えた。
新京報は「銅鼓県は死者の情報を否定」と伝えたが、中国メディアが暴動などで当局見解と異なる死者数を報じるのは異例だ。
宜春市の劉副市長は、25日までに暴動はおさまったと説明。行政側は、「農民に理解を求めるため、声がかれるほど説き続けた」としているが、警察がどのように動いたかは、明らかにされていない。新華社は、「警察
発表でも、目撃者の話でも、出動した警官は武器を携帯していなかった」と伝えた。
23日の衝突では、会社側要員4人と、「その他、凶行を行った者」が逮捕された。24日の衝突でも逮捕者が出たという。
中国新聞社によると、緑海公司は人工林を「丸刈り状態」にしたために、土壌流出が発生。農業にも影響が出ていたことも、農民の怒りを強めたという。
写真は会社との衝突で頭部に負傷し、病院に運ばれた農民。中国新聞社によると、負傷した警官3人のうち1人は、胸に重傷を負い、危険な状態という。
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