ID　：　9057

公開日　：　2008年 10月12日

タイトル

90歳の現役彫刻家 諏訪出身の立川さんが作品展

新聞名

信濃毎日新聞

元URL.

http://www.shinmai.co.jp/news/20081013/KT081012GVI090004000022.htm

元urltop:

写真:

　

　１１月に９０歳を迎える諏訪市出身の彫刻家、立川義明さん＝東京都荒川区＝の卒寿を記念した作品展が、茅野市民館内の市美術館で開かれている。２０代の作品から近作までの５０点余を紹介。１２日は立川 さんのギャラリートークがあり、曲げた人体のつくる空間や母子の姿をテーマにした作品の成り立ちなどを語った。
　立川さんは諏訪地方を拠点とした宮大工「立川流」の分家に生まれ、彫刻師だった祖母や父の影響で彫刻家を志した。旧制諏訪中学（現諏訪清陵高）から東京美術学校（現東京芸術大）彫刻科に進学。兵役などを経て 東京を拠点に日展などへの出品を続けた。
　展示作品はセメントや樹脂、ブロンズなど。裸婦が腰をかがめ、胸の下で手を組む代表作の１つ「窩（か）」（１９７３年）など一見変わったポーズの作品群について、立川さんは「紙などで像の見本を作っていた時、子ど ものころ大木の洞で遊んだことを思い出した。それを機に穴ぼこのような空間をテーマにするようになった」と説明した。
　作品展は１１月３日まで。火曜休館。観覧料は一般５００円、高校生以下は無料。

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