ID : 75
公開日 : 2006年 1月20日
タイトル
名木 クロマツ伐採 樹齢660年以上 住民らが供養
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060120/lcl_____ach_____008.shtml
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元urltop:
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写真:
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吉良町小山田の勝楽寺で十九日、枯れてしまった県天然記念物のクロマツが、業者によって伐採された。足利尊氏が植え、樹齢六百六十年以上と伝わる名木で、寺は松くい虫が原因とみている。 (桜井 孝雄)
クロマツは根回り七・八メートル、樹高三十メートル。松では県内一の巨樹だった。午前九時から材木業者ら十一人が、クレーン車二台を使ってワイヤで枝をつりながら、チェーンソーで枝、幹の順に慎重に切り落として
いった。
地域住民の中には、最後の姿を見ようと訪れる人もいた。西尾市内から来た女性(57)は「これだけの木を切るのは惜しいが、枯れているので倒れて参拝者がけがをしてもいけない。切るのは仕方ないですね」と残念
そうだった。
幹の部分は名古屋市内の銘木市場で売られ、枝の一部は寺の修理などに利用するため、倉庫に保管される。勝楽寺は、一部を検査に出し枯れた詳しい原因も調べるという。
十八日には樹木の供養が営まれ、寺関係者や地域住民ら約百人が参列した。吉良町の鈴木誠助役があいさつし、「残念で悲しい思い。このクロマツは生きる力と教えを与えた松。『ありがとう』の言葉を贈りたい」と別れ
を惜しんだ。
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