ID　：　8813

公開日　：　2008年 9月18日

タイトル

廿日市の特産、けん玉ピンチ

新聞名

中国新聞

元URL.

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809190016.html

元urltop:

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廿日市市の特産品、けん玉の製造が低迷している。発祥地と言われ、かつては全国シェアの70％を誇っていたが、昨年度、市木材利用センターのけん玉工房（木材港北）で作った製品の売り上げはわずか659個 。市で唯一の業者も６月に生産をストップした。市や廿日市商工会議所は「伝統技術が途絶えるのは避けたい」と支援策を検討する。
　ピークの1970年代、市内では10社近い業者が年間約30万個を生産していた。需要低迷で98年に最後の１社が廃業したが、市産業振興公社が2000年に工房を開設。けん玉作り約40年の職人西村保宣さん(70)が製造 を手掛け、02年度は約5000個を販売するなど盛り返した。
　しかし05年、市教委が小学校入学記念品のけん玉を防犯ブザーに変え、年1000個近い大口注文がなくなった。イベントでの販売も低迷、07年度は659個に落ち込んだ。

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