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ID : 8812
公開日 : 2008年 9月18日
タイトル
屋外木部用塗料特集2008 メーカー動向
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新聞名
ペイント&コーティングジャーナル
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元URL.
http://www.coatingmedia.com/special/archives/2008/09/20080827.html
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元urltop:
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写真:
 
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生活者目線を基軸に新規参入 菊水化学工業 菊水化学工業は木部用高保護ペイント「WOODGO(ウッドゴー)」を自社開発し、木材保護塗料市場に新規参入を果たした。
新規参入に至った経緯について担当者は「当社の環境対応商品のラインアップの一貫として数年前から開発を進めてきた。屋外木部用製品を持つことで受注力向上に期待している」とする一方で、「家に関してこだわり を持つ消費者が増え、これまで少数派だったガーデニング愛好者などが多数派になってきた。木製デッキや木製バルコニーなどの需要は高まると見ている」と住宅ニーズの多様化に対応力を高めたいとの狙いがある。
「WOODGO」は含浸タイプの水性木材保護塗料で、機能面では防水性、耐候性、防カビ・防虫性能を有する。また不燃認定を取得するなど、競合品との差別化も図った。また標準色については「現在は未定。30色前後 を想定としている」としながらも、同社が得意とする缶内調色システム「1200 kabe color」での色指定が可能となるなど、豊富なカラーバリエーションも魅力となっている。
今回の市場参入にあたり同社では、「生活者目線を重視した」と製品開発において安全性とメンテナンス性に配慮。また市場展開においてもハウスメーカーや設計関係との協業を進める一方で、DIYルートでの拡充も視 野に入れている。
主力である建築仕上材では、強固な営業力と販売網を有しているだけに今後の動向が注目される。  水性対応、豊富な現場経験が強み キャピタルペイント 水性タイプに特化した製品開発に注力するキャピタルペイント。屋外用では浸透型の水性木材保護塗料「ワンダー水性一液ウッドガード」を展開する一方で、今年に入って外部用高耐候性ウレタンクリヤー塗料「モーエ ンタフ」を新たに投入するなどラインアップに厚みを加えている。
水性タイプは乾燥時間が速いことや塗り継ぎムラが起こりやすいなど油性系とは違う特性を有している。しかし、同社では「油性タイプと水性タイプの特性は違う。捨て塗りや塗装の前に水を撒くなど水性タイプの特性を 理解した施工をしてもらえば作業性について問題はない」と説明。同業他社の中でもいち早く水性タイプを投入しただけあって、これまで積み重ねた現場経験がノウハウとなっている。
同品はオイルステインのような仕上がり感が得られる一方で、樹脂臭を抑えた超低臭が特長。環境ニーズの高まりが需要拡大の鍵となっている。
一方「モーエンタフ」は高耐候性ニーズに対応するために開発され、認定はまだながらも難燃機能も有する機能性クリヤー。「耐候性では高い評価が得られている。生地仕上げの要望が高く、着色なしで同品を塗布するケ ースもある」と耐候性と意匠ニーズを両立した製品として差別化を図っている。
今後の製品開発の方向性としては、「着色剤の保護機能並びに耐候性や作業性のレベルアップに努めていく」と性能面での向上を図る意向。また日本建築学会JASS18規格の対応については検討中としている。  屋外用を拡大、改修市場に注視 日本オスモ 主原料を天然植物油としたエコロジー性と合成樹脂塗料に匹敵する塗料性能で差別化を図る日本オスモ。一昨年前に投入した「オスモカラー ウッドステインプロテクター」が好調な動きを見せており、屋外分野でのシ ェアを拡大させている。
同社全体ではこれまで圧倒的に屋内向けの比率が高かったが、かねてから屋外向けの営業を強化している。同品の堅調が原動力となり、現在屋外向けは3割に達している。また日本建築学会JASS18M- 307についても早々に適合表示を打ち出すなど、素早い市場対応も見せている。
「同ウッドステインプロテクター」は防腐、防藻、防カビ性能を備えた木材保護塗料で、耐UV、撥水機能を有する。仕上がり感は半透明仕上げで、合成樹脂系の半造膜タイプと同様の意匠が得られる。その一方で、天然 樹脂を主成分としているため「塗膜構造が違うためメクレやハガレは起きず、表面から退色していく。塗替えの際は、旧塗膜の剥離をすることなく、塗り重ねができる」とメンテナンス性の良さも強みとしている。同品の他、 デッキ専用塗料として「同ウッドデッキオイル」を揃える。
同社が今後マーケットに見据えるのは塗替え需要。同社では劣化を生じた木部向けの下地処理剤として「ウッドリバイバー」をラインアップしており、上塗りと合わせ改修仕様として提案していく方針。「この秋口から設計 関係、ユーザー関係に対しプロモーションを始めていく」と攻めの姿勢が続く。
ユーザー評価が牽引、改良品を上市 三井化学産資 木材保護塗料「ノンロット」を展開する三井化学産資。一昨年、耐UV性、撥水性を高めた「ノンロットZカラー」を投入し、以来2ケタ増と飛躍的に売上を伸ばしている。
その要因となったのが、テープ付きの良さと臭い抜けの良さ。外壁や屋根など他の部位の塗装が並行する際、テープ付きがあることで、木部塗装を施した後、他の部位への塗装が可能となり工期短縮というメリットを生み 出した。また臭い抜けに関しては、塗料単体の低臭ではなく、塗装後の臭いがなくなるのが速いなど引渡し時の不安を取り除いた。いずれの機能も「販売当初は気付かなかった特性で、ユーザーが指摘してくれたもの」と 実際作業に関わるユーザーの評価を得られたことが販売拡大に拍車をかけた。
このほど同社は更に改良を加えたリニューアル品を投入した。製品名は同じだが、これまでの特長を保持しながら、メンテナンス性及び安全性のレベルアップを図った。塗替え需要の拡大を見据え、製品開発においても より塗りやすく、安全性の高いものを指向した。作業性に関しては、着色力を高め、隠ぺい性を高めた一方で、安全性についてはヒト20人による河合法皮膚接触試験で陰性結果を得るなど、今後も安全データ類の整備 を充実させていくとしている。
日本建築学会規格JASS18M-307は適合表示の方向。それに伴い、これまで表示してきたホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆は、日塗工自主管理要項の改定により取り下げる意向を示す。
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