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ID : 8618
公開日 : 2008年 8月27日
タイトル
木質チップ重油代替に/きもつき木材高次加工センター
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=11&storyid=12425
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元urltop:
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写真:
 
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鹿児島県内の林業関連企業7社でつくる協同組合「きもつき木材高次加工センター」(肝付町、佐々木幸久理事長)は、9月から燃料用木質チップの供給実証事業を始める。価格は重油の半額程度を想定しており 、関係者は「(実証が成功すれば)化石燃料の代替エネルギーとして、施設園芸や養鰻、温泉施設などで活用できる」と期待している。
 林野庁の「木質資源ニュービジネス創出モデル実証事業」に採択されており、期間は2009年2月までの半年間。同センターのほか、山佐木材(肝付町)、曽於地区森林組合(志布志市)など5つの企業・団体も共同事業 者として参加する。
 燃料用チップの原材料となるのは、太さや形状などから建築用材として使えない間伐未利用材で、曽於地区の山林200ヘクタールから切り出す。山佐木材でチップに加工後、同じ敷地内にあるきもつき木材高次加工セ ンターでボイラーからの排熱を利用し乾燥させる。チップ1立方メートル(約150キロ)が灯油70リットルに相当する熱量を持つという。
 同センターは10月ごろまでに採算に見合う製造態勢を確立し、今冬から立石養鰻(肝付町)の協力を得て養殖用ハウスでの燃焼試験を行う計画。立石養鰻は専用ボイラーなどの設備投資費(約4000万円)を負担す るが、重油使用量の8割をチップに置き換えれば、2年で回収できると見込んでいる。
 佐々木理事長は「成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収する木質資源は燃やしてもCO2排出量ゼロとみなされ、環境への負荷も少ない。またカリウムを多く含む灰は肥料として再利用できる」と話している。
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