ID : 8617
公開日 : 2008年 8月27日
タイトル
国内初の木質バイオマス発電所 東吾妻町で着工
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新聞名
MSN産経
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/080827/gnm0808270310000-n1.htm
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写真:
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廃材など木屑チップを燃料とした木質バイオマス発電所の建設が今月から、東吾妻町で始まった。「吾妻バイオパワー」(前橋市南町、木寺靖代表)を中心に、平成22年度には電力供給を開始する予定。同社
に一部出資する「東京ガス」(東京都港区、鳥原光憲社長)は「本格的な木質バイオマス発電は国内で初めてではないか」と話しており、原油価格の高騰が続く中、環境に配慮したクリーンエネルギーとして、注目は高まっ
ている。
木質バイオマス発電は、廃木材を破砕してチップ化した木屑チップを燃料としているため化石燃料が節約され、CO2(二酸化炭素)の排出を削減できる新エネルギー電力として、期待が高まっている。
生産力の低下が懸念される林業の活性化にも貢献できるといい、廃木材を使うことで経済性にも優れ、風力発電など気象条件に左右されないことから、計画的な発電も可能になる。
吾妻バイオパワーはすでに、群馬銀行などから約44億円の融資を受けて、発電所の建設を始めており、建設場所として、燃料となる木屑チップなどの供給を受けやすい東吾妻町が選ばれた。試験運転を経て22年度
には営業運転を開始する。
年間約13万トンの木屑チップを燃焼させて、約8500万キロワット時を発電する予定で、一般家庭の約2万3000世帯分の年間電力使用量をまかなえるという。
吾妻バイオパワーは、発電事業を主とし、オリックスが95・56%、残りを東京ガスが出資。発電された電力は、すべてを東京ガスが買い取り、電力小売会社「エネット」(東京都港区、武井努社長)に供給する。
東京ガスは、天然ガスを利用した火力発電所や風力発電など電力事業への参入を進めており、吾妻バイオパワーに対しても、技術支援を行うという。
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