ID : 8583
公開日 : 2008年 8月22日
タイトル
森林整備を呼びかけ間伐木材使い、舞台道具作り
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20080823-OYT8T00036.htm
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元urltop:
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写真:
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本県、横浜市に住む若者が30、31の両日、郡上市明宝畑佐の「こうじびら山の家」で、森と人とのかかわりや森林整備について考えるアートプロジェクト「Migrate(マイグレイト)」を開く。自分たちで間伐した木
材で舞台道具を作り、明宝の森を背景にダンスパフォーマンスを披露する。
マイグレイトは「移動」「輸送」の意味。主催する「G―net TOKYO」の水野馨生里(かおり)さん(27)は、国土の7割が森林にもかかわらず、木材自給率がわずか2割という現状を知り、「木材の生産から消費までの流れ
を意識した舞台制作で、森と人とを結び、森林整備の必要性を呼びかけたい」とプロジェクトの趣旨を説明する。
G―netは2004年、東京に住む本県出身の20~30歳代の若者たちが結成。「故郷のためにできること」を合言葉に、岐阜の活性化のため様々な活動に取り組んできた。メンバー15人のうち、水野さんら4人がUター
ン。昨年夏、初めて郡上市の森林を視察し、今年4月にはヒノキの間伐を体験し、放置されたままの人工林の現状を知った。
マイグレイトに賛同してダンスを創作するのは、横浜市を拠点に活動するプロジェクトAAPA(アアパ)。「劇場外での舞台活動」を目指し、海の家やビルの屋上、公園などで演劇やダンスを披露してきた。
会場は、農山村の定住人口増加などを目的に、自然、農業、生活体験を組み合わせたライフスタイルを提供する非営利組織(NPO)法人「こうじびら山の家」が協力を申し出た。
当日は午後4時から、山の家代表理事の北村周(あまね)さん(25)と副代表理事の十文字美世子さん(31)が森を案内し、森について話す。その後、アアパの上本竜平さん(27)と永井美里さん(25)がダンスを披露す
る。
上本さんは「瞬間の風景を素材に一つのストーリーを作り上げたい」と明宝の森を前に構想を膨らませる。水野さんは「町中に住む私たちは、自分たちの生活とかけ離れた森林についてあまりにも知らなすぎた。森を守
るために必要なことを、プロジェクトを通じて、少しでも多くの人に伝えたい」と話している。
マイグレイトの参加料金は1500円。食事付きの交流会は1000円増。宿泊は4000円増。申し込みは水野さん(090・2939・7189)へ。
(2008年8月23日 読売新聞)
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