ID : 8487
公開日 : 2008年 8月 8日
タイトル
県産木材で新校舎 自然のぬくもり感じて
.
新聞名
読売新聞
.
元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20080809-OYT8T00057.htm
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
盛岡市繋(つなぎ)の市立繋小学校(伊藤和史校長)に、県産木材をふんだんに使った新校舎が完成した。県産材を利用した校舎は少なくないが、1本の木から切り出したムク材を柱に使うなど、これまでにないぜ
いたくさ。木の香りが漂う真新しい教室で、同小の児童48人は勉強に励んでいる。(宇田川宗)
「香りが良くて、木目の模様も明るく感じる。教室がきれいになったので、勉強も頑張ります」。6年の藤平凪砂さん(11)は、新校舎がすっかり気に入った様子だ。
2階建ての木造校舎は延べ床面積約1350平方メートルで、総工費は約3億9000万円。2007年6月に着工し、08年5月に完成した。廊下や階段も一部を除きすべて木製で、大黒柱には繋産の杉、梁(はり)には同市玉
山区のカラ松などを使った。県内では昨年度、盛岡市立渋民小でも木造校舎が新築されたが、大黒柱や梁などは集成材が使われた。
繋小の校舎は、床板を木目の鮮やかな一枚板にしたのも特長だ。一枚板はベニヤなどの合板に比べ柔らかく、床の表面が傷つきやすいのが難点だが、市教委総務課の鷹觜徹課長は「多少手がかかっても、自然のぬくも
りを感じられる素材を使いたかった」と話す。柱などにはそれぞれの木材の産地や、切り出した場所を示すプレートも取り付けられた。「地元の木材であることを知り、親しみを持ってもらう」のが狙いだという。
校舎の設計には、地元住民やPTAなどが設立した「繋小をみんなでつくる会」の意向も大きく反映された。市と協議を重ねる中で、外壁の色や教室の配置などを提案。その結果、緑が多い周辺の景観にもマッチした、落
ち着いた雰囲気の校舎に仕上がった。
畳敷きの図書室では、地域のボランティアらが「放課後子ども教室」を開き、共働き家庭の子どもたちに居場所を提供するなど、コミュニティーの拠点としての役割も果たしている。伊藤校長は「子どもたちには、自然の
ぬくもりを感じることができるこの校舎で、地域の愛情を感じて伸び伸びと育ってほしい」と、にこやかに見守っている
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。