ID : 8379
公開日 : 2008年 7月25日
タイトル
塚乞手古墳に木製埴輪 近江から尾張へ伝播裏付け
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080727/CK2008072702000005.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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彦根市肥田町の肥田城遺跡にある塚乞手(つかごって)古墳(6世紀前半)の周濠(しゅうごう)跡から鳥形と笠形の木製埴輪が出土し、県文化財保護協会が発表した。木製埴輪は県内9例目で、協会は「保存状
態が良く、鳥形の中で全体像が分かるのは県内で唯一」としている。
鳥形は、長さ59センチで胴部最大幅20・5センチ。胴部の上面には翼を取り付けるための切り込み(幅24センチ、深さ1・5センチ)があり、飛ぶ鳥をかたどったとみられる。翼は確認されていない。
笠形は直径27センチ、高さ8センチ。中央に9センチの方形穴がある。
木製埴輪の素材は朽ちにくいコウヤマキが主流だが、今回の出土品はいずれもスギ材が使われていた。
木製埴輪は5世紀前半から6世紀前半のもので、古墳の周りに並べ、境界の明示や被葬者の権威を示す役割があったとみられる。今回の調査では、近くから6世紀前半の円筒埴輪も見つかった。
木製埴輪は奈良県で21例、京都府3例、大阪府2例、福岡と愛知両県、韓国で各1例が確認されている。
滋賀では湖南で7例、湖北で1例あり、今回は空白部だった湖東での発見で、協会は「大和から近江を経て尾張へ伝播(でんぱ)したという推論を裏付ける資料になる」と評価している。
8月24日午前9時から、安土町の県立安土城考古博物館で一般公開される。入場無料。問い合わせは、協会=電0748(46)4861=へ。
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