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ID : 8218
公開日 : 2008年 7月 8日
タイトル
千曲市の建具職人、中村光敬さん一念発起の総理大臣賞
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20080708/KT080626FUI090012000022.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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千曲市若宮の建具職人、中村光(みつ)敬(ひろ)さん(49)が、函館市で6月に開いた全国建具展示会に組子屏風(びょうぶ)を出品し、121点の中から最高の内閣総理大臣賞を受けた。21年ぶり2回目の快挙 は、挑戦する心を取り戻そうと一念発起した結果だ。(牧野容光)  高卒後、大学へ進学したかったが、建具職人だった父親の強い勧めで後を継いだ。友人が学生や会社員になり「自分も違う生き方があったかも」と感じつつ、「どうせなら日本一の職人を目指そう」と決意。朝から晩まで 父親に技術を教わり、木工機械の使い方を習った。
 伝統的な建具作りにのめり込み、同じ樹種でも木ごとに木目や堅さが違うため、「木と真正面から向き合った」。20代初めから自己研さんとして、同展示会には自費でほぼ毎年出品。27歳の1987年、引き戸で手にした 最初の内閣総理大臣賞は素直に喜んだ。
 2年後に結婚。父親から木工所を任され、経営は順調に推移、一男一女に恵まれ「充実した毎日だった」。同展示会から遠ざかり、大きな賞を受けることもなくなった。
 「生活に満足していた」という中で、再び大作を志向したきっかけは、3年前の同展示会だ。予算面で恵まれた顧客向けの引き戸を出品。「1位を狙えるかな」との思いは2位でわずか届かず、家族と一緒に出席した横浜 市での表彰式の時、挑戦する気持ちを忘れていた自分に気付いた。「優勝したおやじの背中を息子と娘に見せてやれず、ふつふつと悔しさが込み上げてきた」  早朝から夜までの仕事の合間を縫って次の作品に着手し、構想や設計に1年を費やした。体力は低下したが、技術や知識を注ぎ込み、次の1年で制作した。妻の清江さん(49)は「作っている間は物音が聞こえない。あ らためてすごいと思った」。
 受賞した6枚の組子屏風は高さ1・9メートル、幅4・9メートル。中央に扇をあしらい、背景は流れる雲だ。幅7・5ミリ、厚さ1・2ミリなどの帯状のヒノキや神代杉に切れ込みを入れ、溝を掘って折り曲げるなど幾何学模様 を浮かび上がらせた。デザインの迫力や技術力が評価された。
 長男で高校生の優介君(18)は「自慢の父です」、長女で中学生の美穂さん(15)は「将来自分も1つのことに打ち込める仕事に就きたい」とエールを送る。中村さんは「最高傑作の1つ。こういう品を人生でいくつ作れる か挑みたい」とさらなる意欲を見せていた。
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