ID　：　8082

公開日　：　2008年 7月　1日

タイトル

松くい虫被害拡大防止にヒノキ3千本を植栽

新聞名

伊那毎日新聞

元URL.

http://inamai.com/news.php?c=norin&i=200806301859500000029741

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伊那市の西春近財産区(橋爪俊夫議長)は29日、松くい虫被害拡大防止のため、財産区有林の藤沢山大洞地籍モチクイ平1・5ヘクタールにヒノキの苗木3千本を植栽した。小出二区の住民ら92人が雨の降る中、作 業に当たった。
　伊那市の松くい虫被害は06年に確認され、財産区は赤松からヒノキへ樹種転換することにした。本年1～3月、県の信州森林づくり事業保全松林緊急保護整備事業で、上伊那森林組合に70～80年生の赤松800本の伐採 を委託。材木を切り出すなど作業するための林道(延長1キロ)も整備した。
　橋爪議長は「松くい虫被害で赤松が立ち枯れする前に、材木として利用できるうちに伐採した。ヒノキを植えることで、地域の山を守っていきたい」と話した。
　参加者は2人1組で、目印の付いた場所に、とんがなどで穴を掘り、高さ50センチほどのヒノキの苗木(3年生)を次々と植えた。急斜面のところもあり、足場を固めながら黙々と作業をこなした。

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