ID　：　8074

公開日　：　2008年 6月27日

タイトル

安城の「ぶなの木工房」　新施設で活動再開へ

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20080628/CK2008062802000039.html

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写真:

　

施設の貸主の都合もあって移転が迫られていた安城市篠目町の精神障害者小規模通所授産施設「ぶなの木工房」が、同市新田町に移転することが決まった。山北佑介施設長（２８）は「一時はこのままつぶれてし まうかと心配した。力を貸していただいた方に感謝したい」と話した。
　活動する建物からの退去が決まってから、工房では市内の２０カ所ほどの物件をあたった。窮状を知った人から場所提供の申し出があったが、手狭だったり、交通の便が悪かったりして移転先が決まらなかった。
　不動産業者を通じて見つけた建物はバス停が近く交通の便も良好。２階建てで１階を作業スペース、２階を事務所と休憩場所に使う予定という。隣に住む所有者の妻林友子さん（６３）は「困っている人を助けることにも なる。（工房の）皆さん、優しそうな方で入居してもらえて良かった」と歓迎している。
　工房には現在二十数人が登録し、雑貨の製作や内職、農作業などをして自立を目指している。６月中に引っ越しを終え、７月１日から新施設で活動を再開する。
　工房では利用者のために、食事の提供や利用者の送迎なども検討している。

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