ID : 803
公開日 : 2006年 4月17日
タイトル
木柱に国内最古級文字 7世紀の福岡・大野城跡 氏族、刃物で署名?
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/culture/20060415/20060415_002.shtml
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元urltop:
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写真:
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九州歴史資料館(福岡県太宰府市)は14日、7世紀後半に築かれた大野城跡の太宰府口城門(同市)から出土した木柱に文字が刻まれているのを確認したと発表した。「孚(浮)」「石」「部」の3字と解読され、
現存する木材に刻まれた文字としては国内最古級になるという。
刻書文字が確認されたのは、1986年に出土した高さ106センチ、直径46センチの柱の根元部分。1文字2―2.5センチ四方の大きさで、刃物で刻まれていた。同館は「柱の輸送の際に残された署名で、氏族名では
ないか」とみており、「部」は「都」の可能性もあるという。
柱は年輪年代測定の結果、648年ごろに切り出されたと推定されている。山口大の八木充名誉教授(日本古代史)は「たった3文字だが、国を挙げた事業の一部を知ることができる」と話している。
大野城は665年、唐と新羅の侵攻に備えた防衛拠点として整備された山城。日本書紀にも創建年が記され、大野城跡は国の特別史跡に指定されている。
同館は、刻書が確認された木柱を15日から6月25日まで公開する。同館=092(923)0404。
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