ID　：　8006

公開日　：　2008年 6月23日

タイトル

住宅に潜むシロアリを専門家と探す

新聞名

nikkei Bpnet

元URL.

http://www.nikkeibp.co.jp/news/const08q2/575781/

元urltop:

写真:

　

日経ホームビルダーが組織する「ゲンバ検証隊」が今回出向いたのは、東京都新宿区にあるリフォーム予定の木造住宅だ。住民のTさんは数年前、浴室付近で羽アリを発見。その時は、薬剤で駆除した。以来「 住宅がシロアリの被害に遭っているのではないか」という心配を抱えていた。
リフォームでは既存部分に蟻害があるか否かが、工事範囲を決める上で重要な情報になる。そのため、専門家の指導を受けながら、隊員がT邸のシロアリ点検に挑戦することにした。指導してくれたのは、日本しろあり対 策協会本部理事で、同協会が「蟻害・腐朽検査員」に認定する南山和也さんだ。
5月中旬、解体の進むT邸に一同が集合した。隊員がまず目を留めたのは、点検に使う道具だ。南山さんの工具箱の中を見せてもらったところ、マイナスドライバーやハンマー、バールなどが出てきた。「蟻害を受けた木 部は空洞になっているので、ドライバーの柄やハンマーなどでつついたり、たたいたりして確かめる。蟻害のない木材は“コツコツ”という音がするが、蟻害が進んだ木材は“コンコン”と空洞が響くような音がする」と、説 明してくれた。

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