ID　：　7999

公開日　：　2008年 6月18日

タイトル

昔ながらの木工拠点　うだつの上がる町並みで研修会

新聞名

銀座経済新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080621/CK2008062102000033.html

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昔ながらの手法で木工に取り組む美濃市の特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）グリーンウッドワーク協会＝加藤慎輔代表＝は、同市のうだつの上がる町並みにある「紙の芸術村工房」で、初めての会員研修会を 開いた。今後は工房を拠点に、誰にでも取り組めるものづくりをＰＲしていく。
　同協会は、県森林文化アカデミー（同市曽代）の学生や卒業生、生涯学習受講者らで、２００６年１０月に発足。市民を対象に、ものづくり体験講座を開くなどしながら、今年４月にＮＰＯ法人の認可を受けた。
　会員は現在約２０人。同アカデミーを拠点に活動していたが、「町に出て、より地域に根差した活動をしたい」と市に協力を求め、工房所有者の協力で実現した。
　グリーンウッドワークの代表的な道具「足踏みろくろ」は、刃物部分でなく素材が回転するため、安全性が高い。同協会では、車いすに乗った人でも木工に親しめるよう、道具の改良も進めている。
　紙の芸術村工房は「アーティスト・イン・レジデンス」で招いた国内外の芸術家が、和紙作品を作製する場としても知られる。同協会顧問でアカデミー講師の久津輪雅さん（４０）は「職人との座談会、アーティストとのコラ ボレーションなどもやってみたい」と話している。

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