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ID : 7858
公開日 : 2008年 6月 1日
タイトル
ロシア丸太に見切り 富山の製材業者
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新聞名
北國新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080601301.htm
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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ロシア政府による丸太輸出の関税引き上げに苦しむ富山の製材業界で、ロシア丸太の輸入から撤退する動きが相次いでいる。仕入れ値の大幅上昇に加え、輸入量も減少し、「商売にならない」(関係者)ためだ 。「ゼロ関税」を狙ってロシアで加工した製材を輸入したり、安定的な北米製材の輸入に切り替えるなど、事業の抜本的な見直しを迫られている。
 「事実上の輸出禁止だ」。ロシア産丸太の輸入の発注を六月いっぱいで取りやめる江守(射水市)の江守淳一社長は、ロシアの一方的な関税操作に憤る。
 ロシア政府は昨年七月、針葉樹丸太の輸出関税を6・5%から20%に引き上げ、今年四月には25%にもう一段上げた。国内の木材産業を発展させるための措置で、これを受けた五月の輸入相場は一立方メートル当たり 一八〇ドル(約一万九千円)前後と、ドル換算で年初から約二割上がった。
 価格上昇のもう一つの要因は、中国でのロシア産原木の需要拡大だ。
 関係者によると、日本の需要が年間五百万立方メートル前後なのに対し、中国はここ十年で四十万立方メートルから、六十倍以上の二千五百万立方メートルへと急増。日本向けの丸太は減少し、富山新港の月別入荷量 は昨年秋以降、ピーク時の三分の一に満たない二万立方メートルを割り込むことが多くなった。
 丸太の輸入環境が厳しくなる中、富山県内の製材業者の多くは、ロシアで加工した製材の輸入に活路を見いだす。
 江守はロシアが製材の関税を6・5%から3・2%に引き下げた〇一年から協力工場を選定し、現在は沿海州とイルクーツク州の三工場で加工した製材を仕入れている。沿海州プラスタンにある同社の協力企業「チェル ネイレス」では、同社の筆頭株主である住友商事(東京)が大型加工工場の建設を計画している。江守社長は「将来的にも安定した製材の仕入れが見込める」とする。
 四月末で丸太の輸入をやめた田島木材(富山市)も、イルクーツク州に設けた合弁会社での原板生産のウエートを高めている。原板などの製材品は昨年夏に関税がなくなったこともあり、在庫分について、丸太を製材 にする「丸太びき」を年内に済ませた後は、合弁会社製品の販売や、ロシアで一部加工した木材を輸入後に完成品に仕上げる作業に特化する。
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