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ID : 7842
公開日 : 2008年 5月30日
タイトル
熊本市の専門店「エコステーション」、アイデア箸など400点
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20080530ddlk43040641000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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環境配慮と地域活性化--マイ箸で“はしわたし”  壁一面にずらりと並ぶ箸(はし)。昨年12月にオープンした熊本市上通のマイ箸専門店「エコステーション熊本」(電話096・351・8255)。店内には、福井県小浜市の「若狭ぬりばし」や、折れたバットをリサイクルした 「かっとばし」など、“銘箸”からアイデア箸まで約400点が所狭しと並ぶ。「洋服を選ぶ感覚で箸を選んで」と店主の北川統也さん(46)は話す。
 北川さんは昨年7月、釣り仲間に誘われてマイ箸を広めるイベントに参加し、環境問題の影響をじかに受ける農・林業者らが活動に取り組む姿に感銘を受けた。「自分も役立ちたい」とマイ箸専門店の設立を思い立ち 、それまでの商売から転業した。
 「箸は日常生活に欠かせない道具。マイ箸に持ち変えることで、環境への配慮が持続できる」と利用を呼びかけている。
  ◇  ◇  北川さんの店に、小国町上田の高橋光男さん(52)が、同町の「阿弥陀杉」の風倒木で作ったマイ箸も並ぶ。
 本業は家具などを作る木工職人。使い道が乏しい間伐材を何かに利用できないかと考えていたところに「今ブームのマイ箸を小国杉で作ってみないか」と知人から声をかけられ製作に乗り出した。
 頭に浮かんだのは、1999年の台風で約3分の2が倒壊した樹齢1000年を超える国の天然記念物「阿弥陀杉」。倒木の一部はモニュメントとして飾られていたが、枝などは使い道が見つからないまま、地域の人たちが 保管していた。
 家具や机を作るには小さいが、木目が詰まって折れにくく、箸なら最適。枝を譲り受け、本業の合間を縫って試作し、近所の人に配ったり、自分で使ってみた。木肌を生かした長さ23センチの箸は軽くて香りも良く、反響 はまずまず。ただ、折れないようにと、太めに作った先端が魚などを食べる時に使いづらいとの意見があった。
 このため、3ミリの先端を1・5ミリまで細くしたが、強度は十分だった。「いける」。昨年末から北川さんの店や小国町の「道の駅小国」のゆうステーションなどで、1膳(ぜん)1500円(ケース付き3200円)で売り出した。
現在は月30膳ペースで作っている。
 高橋さんは「箸の製作が、エコ活動と小国の地域活性化の両方に役立てばうれしい」と話している。【
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