ID : 7586
公開日 : 2008年 5月13日
タイトル
木工品:「願字玉」全国で静かなブーム 鳥取の木工芸師・
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20080513ddlk31040562000c.html
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元urltop:
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写真:
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漢字を形取った木工品「願字玉(がんじだま)」が全国レベルで静かな人気を呼んでいる。作者は鳥取市の木工芸師、荻原克明さん(64)。各地のデパートの職人展に出品するたびに100個は売れているという
。【宇多川はるか】
ケヤキやヒノキを使った願字玉は縦3・5センチ、横3センチ、厚さ2センチほど。ちょうど手の平にすっぽり入る。1000字以上あるが、それ以外にも好きな漢字を数週間で彫ってもらえる。
「病気の母に『健』の字をあげたい」「夢を忘れないように『夢』の字をポケットに忍ばせておきたい」。購入者はそれぞれ思いのこもった「字」を買い求めていくという。1個3300円。
荻原さんがこだわるのは握りやすさ。こんもりと丸くなるよう布やスチールウールで表面全体を丹念に磨く。「引き出しにしまっておいては意味がない。握ってその漢字の意味を確かめるもの」と話す。荻原さんの作業着
のポケットには「無」の願字玉が入っている。「欲を無くして作品を作ろう」という思いを確かめるためだ。
荻原さんが願字玉を作り始めたのは20年ほど前。「売り物ではなく遊び」と思って作ったが、口コミで広がった。初めは10字だった願字玉が30字、100字と増えていった。
当時から年に数回、全国各地のデパートなどの物産展に出品していた。一昨年、東京の三越日本橋店の「職人展」に出展すると、うわさを聞きつけた各地のデパートから依頼が舞い込むようになった。昨年からは1~2
カ月に1回、各地の職人展を飛び回っている。
東急東横店(東京)広報課の高森秀樹さんは「木のぬくもりとかわいらしさに魅力を感じ、出品を依頼しました。幅広い年代のお客様に人気です」と話す。
荻原さんは今年、8文字ほどをひもでつないだお経や、すし店で使えるようなすしネタのものなど遊び心から生まれた願字玉作りにも励んでいる。問い合わせはおぎはら工房(0857・23・9945)へ。
毎日新聞 2008年5月13日 地方版
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