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ID : 7320
公開日 : 2008年
タイトル
県産材住宅が中国へ 仙台のスモリ工業
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080422_3
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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気仙杉などの県産材を使用した住宅が中国市場を目指す。東北、首都圏を中心に住宅を供給する仙台市内の住宅建設会社は、2010年に開催される上海万博の住宅フェアにモデル住宅を出品する方向で交 渉を進めている。木材を加工するのは住田町の木工団地を形成する3企業体。経済成長が続く中国国内の富裕層をターゲットにした戦略で、関係者は「将来は本格的に中国市場に参入したい」と期待を高めている。
 上海万博にモデル住宅の出品を検討しているのはスモリ工業(仙台市宮城野区、資本金1億2800万円、須森明社長)。
 同社の木造住宅は気仙杉を中心とした岩手県産材を主に使用。数年前、中国の住宅関係者が同社を訪れた際、住宅フェアへの出品の打診があり、交渉を続けている。
 建築材の加工は、以前からスモリ工業に建築材を供給してきた住田町の木工団地を形成する「三陸木材高次加工協同組合」「協同組合さんりくランバー」「けせんプレカット事業協同組合」の3企業体が担う。
 モデル住宅は気仙杉の柱や県産カラマツなどを使い、あらかじめ柱などを組み込んだパネルを製造した後、ラックと呼ばれる箱(6メートル×2・6メートル×2メートル)に詰めて船便で運ぶ。現場での加工作業が簡略 化されるため、組み立ては1日で終わるという。
 スモリ工業の須森社長は「林業関係者が真剣に仕事に取り組む姿勢にほれ込み、気仙杉を中心とした岩手県産材を使用している。地元でも県産材の良さをもっと評価してほしい」と語る。
 今夏の北京五輪開催など経済成長が続く中国に日本国内の住宅メーカーは熱い視線を注いでおり、10年の住宅フェアへの出品は中国市場に参入する布石としたい考えだ。
 一方、三陸木材高次加工協同組合と協同組合さんりくランバーは昨年経営危機が表面化し、住田町が融資を繰り返した経緯があるだけに、期待は大きい。
 けせんプレカット事業協同組合の泉田十太郎専務は「スモリ工業や建材メーカーと連携して県産材の需要を拡大していく好機」と意欲を示す。
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