ID　：　6701

公開日　：　2008年 3月12日

タイトル

木のぬくもりでまちを元気に 日ノ出町で看板掛け替え進む

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080312/CK2008031202094569.html

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写真:

　

　岐阜市柳ケ瀬の日ノ出町商店街で、客を温かくもてなすために店先を木の装飾で統一する事業が進んでいる。同商店街振興組合に加盟する６７店のうち、本年度は１９店が木製看板を設置。２００８年度も１０ 店が加わり、さらに輪を広げていきそうだ。
　本年度から２年間で木製の看板と陳列台を店先に置くなどして、商店街全体に木のイメージをつくり出す。費用は１店あたり７万－６０万。店が３分の１、残りを県と市が負担する。
　同市によると、中心市街地の小売販売額は１９８７年度の約９１０億円から、０３年度は５６２億円まで落ち込んだ。今回の事業でケヤキ製の看板、県産ヒノキ製のちょうちん台を設置した飲食店の正村周一さん（５７）は「（ 売り上げが低迷し）『資金が出せない』と参加を断る店もあったが、疎遠になっていた店主同士が意見を交わすきっかけになった」と効果も指摘した。
　また同組合理事長の代田保寿さん（５７）は「市の郊外には大型ショッピングセンターが多い。ここではより買い物客にやさしいまちづくりが必要」とする。それぞれの店には「ひ」と書かれた木のマークを設けた。今後、 買い物客が気軽にトイレを借りられる目印にするなどのサービス向上を検討するという。
　０９年度以降は外壁などを木で張り替える計画もある。観光ついでに柳ケ瀬に立ち寄ったという名古屋市天白区の主婦（６７）は「ずいぶん久しぶりに来たけど、活気がなくなっていて驚いた。（商店街に木の装飾が広が れば）温かみを感じるまちになるのでは」と話した。

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