ID　：　6631

公開日　：　2008年 3月　7日

タイトル

五所川原にペレット工場 建築１５社設立、間伐材など活用

新聞名

河北新報

元URL.

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080307t22019.htm

写真:

　

環境負荷の少ない木質バイオマス（生物資源）燃料の「木質ペレット」製造工場が８日、青森県五所川原市に誕生する。青森県内では４月に中泊町のペレット工場も本格操業を始める。原油高、地球温暖化を追い 風に活発化する普及の動きは、木質バイオ活用に力を入れる県の積極姿勢も後押ししている。
　五所川原市のペレット工場の事業主体は津軽ペレット協同組合（松野武司・代表理事）。同市やつがる市などの建築業者１５社が、間伐材や製材所で出る端材を活用しようと発足させた。
　平屋の工場は床面積約３３０平方メートル。約１７００平方メートルの貯木場も備える。総事業費は１億６０００万円で、林野庁の交付金を受けた。一時間で最大１トンを生産し、１０キロ当たりの価格は４２０円。ペレットスト ーブやボイラーの販売も手掛ける。
　当面はボイラー導入施設３カ所に燃料を納め、五所川原市内でペレットボイラーを使った花のハウス栽培の実証試験にも取り組む。松野代表理事は「原油高などでペレットへの関心が高まってきた。新産業で地域を盛 り上げたい」と語る。
　中泊町の工場は、同町や五所川原市の建設業者や産廃処理業者らでつくる津軽開発協同組合が建設し、約１年前から試験製造してきた。産廃処理業者がチップ化した材木を原料に使うという。

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